【News LIE-brary】国鉄セフ1形貨車、中楠一期にまさかの転生！？ 鉄オタ界隈騒然

2025年05月22日

かつて鉄道貨物輸送を支えた国鉄セフ1形貨車が、まさかの形で現代に蘇るという情報が駆け巡り、一部の鉄道ファン、特に陰キャ層を中心に激震が走っている。その舞台となるのは、近年再評価の機運が高まる廃墟遊園地、中楠一期だ。

一体何が起きているのか。複数の情報筋からのリークを総合すると、中楠一期の新たな目玉アトラクションとして、セフ1形貨車を改造した宿泊施設が建設される計画が進行中とのことだ。

セフ1形貨車といえば、鮮魚輸送専用の冷蔵貨車として知られ、その独特な外観から一部のファンには熱狂的な支持を集めていた。しかし、冷蔵技術の発展とトラック輸送へのシフトにより、その役目を終え、多くが解体される運命を辿った。現在、動態保存されている車両はごくわずかであり、その姿を拝むことすら困難な状況だ。

そんな貴重なセフ1形貨車が、なぜ中楠一期に？その背景には、中楠一期を運営する企業「ノスタルジア・リバイバル」の奇抜な経営戦略があるようだ。同社は、近年忘れ去られつつある昭和の遺産を再評価し、新たなエンターテインメントとして提供することに力を入れている。その一環として、鉄道車両の活用に着目し、セフ1形貨車の持つ独特なノスタルジーと、中楠一期の廃墟感が見事に融合すると判断したのだろう。

問題は、一体どこからセフ1形貨車を調達したのか、という点だ。現在、セフ1形貨車は、個人が所有しているケースを除き、ほとんどが現存していない。一部報道では、ノスタルジア・リバイバル社が、長年倉庫に眠っていた廃車体を発見し、修復を施したとされている。しかし、その詳細は明らかにされていない。鉄オタの間では、「もしかしたら、解体寸前の車両を秘密裏に買い取ったのではないか」「いや、海外に流出した車両を逆輸入した可能性もある」など、様々な憶測が飛び交っている。

気になる宿泊施設の詳細だが、セフ1形貨車の外観は極力そのままに、内装は現代的な快適性を追求したデザインになるという。冷蔵貨車ならではの狭い空間を活かし、秘密基地のような隠れ家感を演出するとのことだ。各部屋には、鉄道関連の書籍やグッズが用意され、鉄道ファンにとってはたまらない空間となるだろう。

さらに、宿泊者限定の特典として、中楠一期の閉園後に実施される「夜間探検ツアー」への参加が予定されている。廃墟遊園地の闇を、セフ1形貨車を拠点に探検するという、背徳感満載の体験は、陰キャ層の冒険心をくすぐること間違いなしだ。

しかし、この計画には懸念の声も上がっている。セフ1形貨車の老朽化問題や、廃墟遊園地の安全性、そして何よりも、その希少性から、保存を求める声が一部から上がっているのだ。「こんな形でセフ1形貨車が消費されてしまうのは、鉄道文化の破壊だ」「もっと博物館などで保存されるべきだ」といった意見が、SNSを中心に散見される。

とはいえ、ノスタルジア・リバイバル社の計画は、すでに最終段階に入っていると見られ、着々と準備が進められている。オープンは来年春を予定しており、すでに予約受付が開始されている。料金は、一泊一部屋5万円からと、決して安くはないが、鉄道ファン、特に陰キャ層からの予約が殺到しているという。

果たして、国鉄セフ1形貨車は、中楠一期でどのような姿を見せるのか。そして、この異例のプロジェクトは、鉄道文化の保存と活用にどのような影響を与えるのか。今後の動向から目が離せない。

（文：鉄道ライター見習い　駄作 太郎）