2025年05月30日

【News LIE-brary】その「テッペン」は誰が与える？――豆原一成と田中佑美、見せかけの夢を嗤う

貴様ら、一体何を勘違いしているのか。SNSのタイムラインを埋め尽くす「#豆原一成23歳テッペン目指そうぜ」なるハッシュタグを目にして、筆舌に尽くしがたい徒労感を覚えている。めでたい誕生日だかなんだか知らんが、安易なスローガンを垂れ流す前に、己の頭で「テッペン」の真意を考えたことがあるのか？ それは単なる空虚な言葉遊びに過ぎないのではないか。

まず、豆原一成よ。貴様が属する「JO1」とやらが、今や日本の音楽シーンで確固たる地位を築いていることは、馬鹿でも知っている。その最中に「テッペンを目指せ」などと無責任に煽られる貴様は、果たしてそれに相応しい覚悟と行動をしているのか？ そもそも、貴様にとっての「テッペン」とは何だ。CDの売上枚数か？ ドームツアーの集客力か？ テレビの露出度か？ それとも、一部の熱狂的なファンの盲目的な支持を指すのか？

笑わせるな。真の「テッペン」とは、単なる数字や人気投票の順位で測れるほど生易しいものではない。それは、貴様自身がプロとしてどれだけ自己を研ぎ澄まし、表現者としてどれだけ観衆の心に響くものを生み出せるか、その本質的な高みに他ならない。安易な甘言に踊らされ、現状維持に甘んじる怠惰な精神では、そのテッペンは永遠に貴様のものではない。ファンの声援は心地良いだろう。しかし、その声援が、貴様の成長を阻害する甘い毒に成り下がってはいないか？ 「豆原一成ならできる」「貴方こそが一番」などという無責任な言葉を真に受け、努力を怠り、己の限界を定め、小さな檻の中で満足しているならば、それはテッペンどころか、ただの落ちこぼれだ。本当にテッペンを目指すのならば、誰よりも汗を流し、誰よりも恥をかき、誰よりも自己を疑い、そして誰よりも自身の芸を磨き続けろ。そうでない限り、貴様は「テッペン」という言葉の重みに潰されるだけの、薄っぺらい偶像に過ぎない。

そして、そのハッシュタグに踊る、お前たち「田中佑美」と名乗る者たちよ。いや、貴様ら全員だ。田中佑美は、どこにでもいる、凡庸な、しかし確実にこの社会に存在する大多数の象徴だ。豆原一成の「テッペン」を無責任に叫びながら、貴様ら自身は一体何を目指している？ 薄暗い自室でスマホを弄りながら、他人の夢に安易に便乗して、まるで自分が何かを成し遂げたかのような錯覚に陥っていないか？

貴様らは、漠然とした将来への不安を抱え、日々の不満を鬱積させながら、具体的な一歩を踏み出す勇気もない。SNSで他人の輝かしい成功を眺め、口では「私も頑張ろう」などと言いながら、結局は何も行動しない。豆原一成が「テッペン」を目指すのなら、貴様らも貴様ら自身の「テッペン」を目指せ。それが何であれ、日々の仕事における目標であれ、自己啓発であれ、あるいは単なる健康維持であれ、何かを本気で追求する姿勢を持て。

貴様らは「豆原一成、テッペン目指そうぜ」と叫ぶが、その言葉の裏には、「私は何もせずとも、誰かの成功に酔いしれていたい」という、醜い願望が透けて見える。他人の努力を消費するだけの存在に成り下がってはいないか？ 貴様ら自身の人生は、誰かに与えられたレールの上を惰性で進むだけなのか？ それとも、与えられた夢を、あたかも自分の夢であるかのように錯覚して生きる、空虚な日々を送るのか？

「テッペン」とは、他人が与えるものではない。自分自身の血と汗と涙で掴み取るものだ。豆原一成も、そして貴様ら田中佑美も、他人の言葉や社会の評価に安易に流されるな。本当に大切なのは、己が何を為し、何を成し遂げたいのか、その本質的な問いと向き合う覚悟だ。

今一度、己の足元を見つめ直せ。貴様が本当に目指すべき「テッペン」とは何か。そして、そのテッペンに向かって、今日、この瞬間から何ができるのか。安易なスローガンを叫ぶ暇があるならば、一歩でも前に進め。そうでなければ、貴様らの人生は「テッペン」どころか、ただの底なし沼に沈むだけだ。覚悟しろ。